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オホーツクでのブラキストンの記録☆網走・紋別

こんにちは、オホーツク発掘ブログ事務局のumiです。

今回の「発掘!オホーツクの風景・景観」では、幕末から明治初期にかけて北海道に滞在していた、トーマス・ブラキストンの軌跡を写真とともにご紹介します。この情報は、読者・釣山史さんから投稿をお寄せいただきました。

網走と紋別、ブラキストンの記録(Japan In Yezo)

幕末から明治初期にかけて、函館で貿易商を営んだ科学者でもあるブラキストンは、明治2年に、自己所有の『あきんど号』で函館を出港、道東の浜中に上陸すると、そこからオホーツクの海岸沿いに北上し、宗谷へ至った。

網走では、「この辺りの海岸は、実に美しく、岬が北の方へ突き出して、網走沖に小さな小島が見える。網走港に着く手前に、灰色の変わった断崖、柱状節理がある」と観察している。

網走市指定天然記念物『ポンモイ柱状節理』
網走市指定天然記念物『ポンモイ柱状節理』
(クリックすると画像が拡大します)

紋別では、この地域の番屋の差配人と船長の話として、「オホーツク沿岸は、冬には沖合い3~4里は凍るけれども、宗谷海峡は、日本海からの暖流による海流の速さと暖かさで凍らず、あの大量の氷は、樺太沿岸で結氷したものが、冬の北風によって流れ来るもの」と聞き取りしている。

紋別市史跡『紋別場所・又十番屋御用所跡』
紋別市史跡『紋別場所・又十番屋御用所跡』
(クリックすると画像が拡大します)

恥ずかしながら、私はブラキストンの名前を今回はじめて知りました。彼が提唱した「津軽海峡を東西に横切る、動植物分布の境界線」は、ブラキストン線と呼ばれているそうです。例えば、ヒグマエゾシカシマフクロウなどは、この線を南限として生息、つまり、北海道以北にしか棲んでいません。逆に、ツキノワグマ、ニホンザル、ライチョウなどは、北海道では見られない動物です。

このように、ブラキストンは北海道の野生動植物を語る上で、欠くことのできない人物だったのですね。イギリス出身の彼の目に映る、当時のオホーツクの風景や流氷はどのようなものだったのでしょう。想像すると、わくわくします!

みなさんも、記録が物語る過去の風景に思いを馳せながら、地元の文化財史跡を訪ねてみてはいかがでしょうか。


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※網走市・ポンモイと紋別市・又十番屋御用所跡の地図はこちら!
 「Google map(グーグルマップ)」


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